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1、なぜ脱却できない!?、施術料金1分100円の壁!

 

 マッサージや整体の業界には、誰が言い出したのかは分かりませんが、「施術料金は1分あたり100円」というのが暗黙の了解になっています。しかし、何を根拠にこのように言い出され、いつまでも根強く残っているのでしょう?。
 どのような経緯で「1分100円」が始まったかは分かりませんが、ここから抜け出せないのは「バブル景気」の影響が大きいと思います。 バブルのころ、リラクゼーション業界は黎明期でした。この頃から老若男女問わずニーズが広がりました。しかも、景気がうなぎ登りなので笑いが出るくらい儲かります。当然施術料金は、「1分100円」のままか、より高価になりました。しかし、バブルが弾けると消費者の多くは高級思考を見直しました。100円ショップ・ディスカウントストア・松屋やすき家などがもてはやされ始めたのもこの頃からです。
 さて、マッサージ業界はというと。元々保守的な傾向が強いのに加えバブルの頃の夢のような日々から抜けきれず、「クイックマッサージ」など一見お得と錯覚するようなものは登場しますが、「1分100円」やそれ以上の高級感は変わりませんでした。
 今度はリーマンショックという黒船が来航し、銀座の高級クラブも次々と閑古鳥が鳴き始めるような時代となります。ようやくマッサージ・リラクゼーション業界も時代の流れに目を向け始め、巷には脱「1分100円」の低価格店が現れ始めます。しかしまだ少数派です。
 「1分100円」から抜け出せないもう一つの理由に、あん摩マッサージ指圧に関する法律の「広告規制」による施術料金の広告掲載無許可があります。詳しい内容については別項「8、パンフレットに施術料金を載せても、利用者は不利益をこうむらない!」に譲りますが、悪法によってマッサージにいくらお金がかかるかの広告が認められず、曖昧にされているのです。マッサージや整体を利用されるお客様の中にも「施術料金1分100円」が浸透している現在、料金を広告させず曖昧にしてしまう行為は、世間に「施術料金1分100円」というのを固定させるのに拍車をかけ、実質価格統制です。こうなるともう、れっきとした独占禁止法違反です。そうでないとしても、サービスを受けるのにいくらお金がかかるか分からないと言うのは、利用者に要らぬ不安を与えます。スーパーのチラシに商品の写真と名前だけ載っていて、金額がなかったら動揺するのと同じです。
 「薄利多売」という言葉があります。1回の利益は少なくても、たくさん繰り返せば大きな利益になるというものです。今までマッサージ業界などは、決定的にこの精神が欠けていたと思います。どの職種でもそうですが、少ない費用で良いサービスを提供することは当然でしょう。「不当廉売」は問題があっても、「正当廉売」はまったく問題がないという事を、マッサージ・整体業界は認識すべきです。
 

 

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