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1、安易に使われている「治す」「治る」という言葉

 よく鍼灸・マッサージの治療院や整骨院・整体院へ行くと、決まって「腰痛が治ります」「五十肩を治します」といった具合に、「治す」「治る」という言葉が安易に使われすぎています、しかし、本当の「治った」というのは「風邪が治った」というように、もう治療を行わなくてもよい、完全に健康になった状態をいいます。ほとんどの苦痛が生活習慣に端を発しているのに、1度や2度の施術だけで「治る」なんて事はあり得ないですし、「治った」のに「次回のご予約は如何ですか?」と「治療」を薦めるのは矛盾しています。こう考えると「軽減する」「緩和する」「和らげる」のほうが、言葉としては正解です。私はこの辺を前々から考慮し、「治る」「治す」類の言葉は使わないようにしています。

 

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