5、ストレッチはゆっくりと
私が子供の頃は、アキレス腱伸ばしをやる時に勢い良くグイグイとやるよう教わりました。しかし、今はこのやり方は誤りとなり、ゆっくりジワーっと伸ばすやり方が主流になっています。これは、アキレス腱断裂を防ぐ目的で行うアキレス腱伸ばしが、勢いをつけてやることによりふくらはぎ(下腿三頭筋:かたいさんとうきん といいます)の緊張を強め、かえって断裂を促進しかねないからです。
他の部位のストレッチもまた同じで、勢いをつけてやることで、筋肉の中にある伸び過ぎ防止機構(筋紡錘:きんぼうすい といいます)が働き、筋肉が伸びにくくなってしまいます。
じれったいようですが、ストレッチはゆっくり行う事で最も効果を発揮します。