7、ゲートコントロールとは
人間の体には(他の動物ももちろん)、神経が通っています。その中で、周りからの刺激を感じ取り、脳に伝える神経を感覚神経と言いますが、その中には痛みを伝える神経も触られたり押されたりする感覚(触圧覚:しょくあつかく といいます)を伝える神経もあります。
この両者でスピード比べをした場合、触圧覚の刺激の方が早く脳に届き、後から伝わってくる痛みの刺激が入って来づらくなるように、門(ゲート)を閉めてしまいます。このような考え方を、ゲートコントロール説といいます。
子供が転んでどこかぶつけた時、母親がその部分をさすってあげる行為は、ゲートコントロールが本能行動で現れているのです。