携帯版 施術論

 

9、強揉み・強押しについて

 私は施術をする時、圧加減はこまめに伺い、受ける方の要望に添うようにしています。なので、時としてとてつもなく強い圧になる事もあります。
 よく、強揉み・強押しは良くないと言いますが、これは圧が受け手の許容範囲を逸脱している場合です。誰が言い出したのかは知りませんが、「マッサージや整体は、痛いほど、強いほど効く」という妙な理論が一部で流れています。しかし、俗に「痛ぎもちいい」と言われるような心地のいい痛み(実際には痛みとは違うのでしょうが)ならともかく、拷問に近いようなただ「痛い」だけの痛みは、先程述べた交感神経の働きを一挙に高め、当然血圧も上昇します。このような過剰な圧での施術を、「これくらい我慢しなさい」と言わんばかりに続けていたのでは、治療や癒しどころか針のムシロです。
 といって、受け手が求める圧加減が充分加わっていないと、筋肉の硬くなった方の場合、圧が深部まで到達しない事があります。施術者によって体力に差がありますから、加えられる圧には限界があるのですが、この時「強揉みはいけません、弱めにやりましょう」などと言ってしまうと、受け手によっては気分を害し、そのイライラによって交感神経の働きが一挙に高まります。
 施術者は、受け手の求める圧加減には、最大限に応えるようにしたいです。

 

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