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25、5年後は私たちの業界は戦国時代?

 私が今の激安マッサージサロンを立ち上げる事になったきっかけは、1つは「自分自身が低価格で長い時間施術を受けたかった」こと、そしてもう1つは「自分自身が今まで携わってきた整体・マッサージなどいわゆる『手技療法』の業界の、落胆を感じる実情に対して『殴りこみ』をかける」ことでした。
 前者については、もうすでに川崎区には激安整体が3箇所登場していますし、激安にとらわれることなく本当によいものなら金銭を惜しまないので、解決しています。しかし、後者については中々私の憤りはおさまらず、ここ「同業者の方用ページ業界へのぼやきを作成するきっかけになってしまいました。
 中でも私が、今の業界に憂いていることは、次の3つです。

  1. 巷で横行している、健康保険を不正に利用した悪徳整骨院の施術が蔓延している。
  2. 「1」に対して多くの業界関係者は何1つ営業上の策を講じず、行政にばかり泣きついたり、「ダイエット療法」「ガンが治ります」などといったような嘘八百の奇行で、一般消費者をあざむいている。
  3. 業界団体は現状を打破することを考えず、悪徳政治家への献金ばかりおこなったり、国家資格者の団体にいたっては「みんなで訪問マッサージで儲けようぜ!」みたいな事ばかり推し進めている。

・・・まあ他は「同業者の方用ページ業界へのぼやき」のコラムをお読みいただくとして、上の3つは私が開業するきっかけにもなった事柄です。こんな現状ですから、当店みたいな偏狭な地にある狭いサロンでも、遠方からはるばるご来店される方が絶えないんです。
 私がお客だったら、今の業界に次のように言いたいものですね。

  • 高級志向のサロンでない、ちょくちょく通えるくらいのお手ごろ価格なところが、どうして現れないのか?
  • 「私そんなに筋肉かたくないし強い力も必要ないんだけど、なんか気合いが全く感じられない」、そんな施術者ばかりが日増しに増えていく。
  • 機械ばかり使ってないで、「人間」がもうちょっと仕事してくれないかな?
  • 「第x腰椎がずれてます」とか「骨盤がゆがんでます」とか変な暗示はいいから、しっかり「お手々」で仕事してね!

 この緩みきった業界内に、何か「黒船来航」のような出来事が起こらないものか?、私と同じようにこのような事を考えておられる業界関係者もおられると思います。
 実はあります、私は預言者ではないので100%とは言い切れませんが、だいたい5年後に・・・。「えっ? 何が起こるの?」、まあまあ慌てない慌てない、現在の状況からゆっくりお話していきます。
 現在、大企業・中小企業のリストラが活発になっています。NECで確か4万人、ソニーで1万人が対象となるようです。今はまだ「子会社に移る」という選択枝もありますが、更なる業績悪化が続けばその道も途絶えるでしょう。
 こんな調子でこのままあちこちでリストラが活発になれば、当然「職種を変える」という選択枝も出てきます。ただ、今まで大企業のエリートでやってきたような方にとって、職種の選択は容易ではありません。

  • 介護職→あんなきつくて給料の安い仕事じゃやれません
  • コンビニのレジ→オレは一流大学出てんだ!、なめんなよ!
  • 営業→休みが少なそうだな・・・、それにノルマ達成しないと、上司にどやされそうだな・・・

 もちろん、現実をしっかり捉えて1から再出発しようとするリストラ組の方々も多いでしょう。しかし人間はいつの時代でも、「楽して得する」ことばかり追い求めるものも多いのです。
 さあここで、わが手技療法の業界に目を向けましょう。私たちの業界は不幸なことに、「楽して手っ取り早く稼げる」と勘違いされているようです。それもそのはず、国家資格ならマッサージでも柔道整復師(整骨院)でも、メリットは「保険が使えること」くらいです。また、民間資格においてもスクールが盛んに「将来有望なお仕事ですよ!」などと、誇大広告に励んでいます。
 それに、手技療法の業界人の多くに、「先生」などと言われて医者でもないのに医者のように振舞ってしまう、いわゆる「リトル医師」が志向されている。これは大企業をリストラされたプライドの高いリストラ組にとっては都合がいい、「楽して手っ取り早く稼げる」うえ「先生と呼ばれて医者の真似事ができる」
 そして幸いなことに(業界関係者にとってはおそらく「不幸なことに」でしょうが・・・)、「整体」や「ほぐし」といった民間資格の療法は、厚生労働省の妙な見解により、『体に害を与えることをしなければ、違法として認められない(別の言い方をすれば「誰でもできるよ!」ってことです)』そうです。なので、ここに紛れ込まれた(ご訪問された・・・)一般消費者の方々も、「今日からボク整体師!」「私明日からアロマセラピスト!」として開業しても、お客に怪我を負わせたりしない限り問題ないことになります(もちろん、税務署などへの届出は必要になりますが・・・)
 この調子で、あちこちでリストラが起こる度に、リストラ組の多くが難民のごとく「ボク整体師!」「私ほぐし屋!」と増えていったら、5年後には業界関係者は今の倍近くになるでしょう。一方、手技療法を利用するお客・患者の数は、そんなに急激には増えません、完全に「需要と供給」のバランスが崩れていくでしょうね。
 これがどういう事かわかりますか?、群雄が割拠する世界、まさに「戦国時代」の到来です!
 今ですらまともに稼げない業界関係者が多いのに、この調子でいけば余程気を引き締めていかないと、間違いなく「滅び」ます。これからは、先ほど私が箇条書きにしたみたいな事じゃダメなんですよ!

 ここで私に言えることは、

「覚悟してもらいます!」

ということと、

「私の読みが外れ、リストラ組の方々がしっかり先を見据えた再就職をされることと、業界関係者の方々が今以上に気を引き締めた業務をおこなうことを願います」

ということです。

 もちろん私は、今の段階から5年後を見据えた経営をおこなっています。大繁盛に近づいて売り上げも上昇し、1日に新規のお客さんが平均3名ご来店されるようになっても、いまだに定休日は月3日ほど、しかもその定休日ですら3分の1近くは臨時営業したりします。もちろん、今後も施術料金を値上げする予定はありません。
 経営者というものは、業績が上がるとどうしても浮かれてしまい、「初心」を忘れてしまいます。だから一時的に好調のように見えても、すぐに潰れてしまうんです。
 そんなわけですから、「5年後に戦乱の世になったとしても、私は絶対に負けはしませんよ!」

〔 追記 〕令和5年2月9日
 この記事を記載したのが平成24年3月頃、その5年後の平成29年は幸いにもまだそこまで深刻な状況では無かったようです(多分・・・)。もっとも業界関係者が倍近くに増えてると言うのは、もしかすると当たってるかもしれませんが・・・。
 むしろ令和に入って新型コロナ感染が拡大し(いわゆるコロナ禍)、ロシアによるウクライナ侵攻などの要因から起こった円安や物価高、それらによる各家庭財源の逼迫により、状況は上の文章のように近付いています。
 今までにこちらの文章に関連したブログをいくつか記載していますので、こちらもご覧いただけたらと思います。

リラクゼーション業界はもう激安「戦争」に突入している!?

副業に精出すサロンは稼げてない!?

リラクゼーションセラピストには「誰もがなれる」のか!?

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