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7、安い賃金のところも、修行の場にはなりうる。

 私は平成23年4月に開業しましたが、それまでは5年ほど某デイサービスに勤めていました。そこは誉めるところよりもけなすところの方がパッと思い付くような、具体的に言えば低賃金・ベースアップがない・休憩が少ない・無理難題が多い・利益のみ主義・人事崩壊などなど(きりがないのでこのくらいにします)、そのようなところでした。
 しかし、このような職場でもよかったと思えるのは、そこで働く様々な志を持った方と出会えることが出来たこと、そしてそれなりの「修行の場」になり得た事です。ここのデイサービスは特に施術方法が決められていなかったので、自分なりに工夫を凝らすことが出来、またそこで実験的に色々な試みができました。また、接客の実践をおこなうのには大変適しています。そして結果的には、私が開業するときの経営哲学の形成にも一役買うことになりました。
 ですから、低賃金・ベースアップがない・休憩が少ない・無理難題が多い・利益のみ主義・人事崩壊などなど(くどい…)の職場でも、自分を高める事ができたりします。

〔 追記 〕令和5年2月8日
 こちらも平成23年夏に記載のものですが、基本的な考え方は今も変わらないですね。
 リラクゼーション業に限らず今出ている求人広告って、大抵がブラックか準ブラックみたいな企業のものが大半です。冷静に考えると万年求人出しているような企業って、就労者が定着しなくて離職率も高いから、永遠に求人出し続けてカモを獲得するってのがミエミエなんです。
 少しくらい待遇の悪い所でちょっと我慢して働く事も必要なのかもしれませんが、それで精神を病んだり自らを犠牲にしたり、ましてや犯罪行為のようなおかぼうを担がされたりするくらいなら、もうその職場には見切りを付けるべきです。