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現在、更新が滞っております。「強制的なブログ」には、「施術論」が数多く掲載されておりますので、ぜひご覧ください。
1、ストレッチはゆっくりと
私が子供の頃は、アキレス腱伸ばしをやる時に勢い良くグイグイとやるよう教わりました。しかし、今はこのやり方は誤りとなり、ゆっくりジワーっと伸ばすやり方が主流になっています。これは、アキレス腱断裂を防ぐ目的で行うアキレス腱伸ばしが、勢いをつけてやることによりふくらはぎ(下腿三頭筋:かたいさんとうきん といいます)の緊張を強め、かえって断裂を促進しかねないからです。
他の部位のストレッチもまた同じで、勢いをつけてやることで、筋肉の中にある伸び過ぎ防止機構(筋紡錘:きんぼうすい といいます)が働き、筋肉が伸びにくくなってしまいます。
じれったいようですが、ストレッチはゆっくり行う事で最も効果を発揮します。
〔 追記 〕令和5年2月8日
この記事を記載した平成23年頃から、「ストレッチ専門店」なるものが増えてきました。私自身数回別々の店舗に行った事がありますが、それぞれ独自のやり方でストレッチ(場合によってはオールストレッチ、またはストレッチそのものは全体の10%ちょっと・・・)を施すのですが、だいたい「ゆっくりと伸ばす」という最低限度の部分はクリアしていたようです。
ただ昔から思っていたのですが、ストレッチをおこなう時は体を動かしたり入浴したり、或いはマッサージなどで筋緊張を出来るだけ緩めてからが望ましいように思います。先程オールストレッチのお店があったと記載しましたが、出来れば軽くでもマッサージ的な施術で緊張を取ってからのほうが、ストレッチ効果が高まるのではないでしょうか?
2、施術をする時の姿勢の順序
施術を受ける方は、まずどんな姿勢から始まってどんな姿勢で終わるのが最も落ち着くでしょう?。これには様々な流派(?)があるようですが、私の場合はまず一番負担の大きい姿勢から始めて、段々楽な姿勢に移り、最後は座った姿勢で終わる事にしています。
つまり、まず一番負担の大きいうつ伏せで行い、次に横向き(しない場合もあります)、そして最も楽な仰向け、最後は座った姿勢で終わります。実際にうつ伏せ・横向き・仰向けの姿勢になってみると、どの姿勢が一番楽か分かると思います。
これがもし、仰向けからうつ伏せへの流れだとどうでしょう?、仰向けでゆったり落ち着いた状態がうつ伏せになる事で緊張してしまうような気がします。
また、締めくくりは座った姿勢で仕上げを施して終わりたいものです。
〔 追記 〕令和5年2月8日
その後も当店の施術スタイルは、上の文章のようなやり方を維持しています。
3、ゲートコントロールとは
人間の体には(他の動物ももちろん)、神経が通っています。その中で、周りからの刺激を感じ取り、脳に伝える神経を感覚神経と言いますが、その中には痛みを伝える神経も触られたり押されたりする感覚(触圧覚:しょくあつかく といいます)を伝える神経もあります。
この両者でスピード比べをした場合、触圧覚の刺激の方が早く脳に届き、後から伝わってくる痛みの刺激が入って来づらくなるように、門(ゲート)を閉めてしまいます。このような考え方を、ゲートコントロール説といいます。
子供が転んでどこかぶつけた時、母親がその部分をさすってあげる行為は、ゲートコントロールが本能行動で現れているのです。
〔 追記 〕令和5年2月8日
オープン直後にこんな記事まで書いてたんですね!凄い凄い・・・って自分で言ってちゃダメでしょ(T_T)
ゲートコントロール説はマッサージ系療法(或いは鍼灸など別の療法も当てはまるのかも?)の根幹となる理論ですから、いわゆるリラクゼーション業に携わる方々は心得ておくべきと思います。
4、関節モビリゼーションについて
マッサージや理学療法などの業界とは無縁の方には、「モビリゼーション」と言う言葉は初めて聞くかも知れません。モビリゼーションとは、脳卒中や体質などで体の動きの悪くなった部分を、無理のないように改善する手技の総称です。
この中で「関節モビリゼーション」というものがあります。専門用語では「関節包内運動:かんせつほうないうんどう」と言われ、肩や肘・膝などの関節を曲げたり伸ばしたりせずに、関節の中の部分だけ動かすという手技です。
関節が硬くて曲げ伸ばしが充分出来ない時、強引に動かしてしまうと、関節周囲の組織に負担をかけ、ますます関節の動く範囲が狭くなります。関節モビリゼーションにより、関節周囲の組織に負担をかけることなく、関節内部の空間を広げ、関節の動く範囲を改善します。
〔 追記 〕令和5年2月8日
関節モビリゼーションが「間接」的に関わってくるのですが・・・すいません下手なジョークで(T_T),いわゆるウン十肩でお悩みの方が多いと言う事が、今まで12年弱営業してきて気付きました。
いわゆるウン十肩の場合も関節周囲の組織が炎症などで動きにくくなっている状態なので、関節包内運動(モビリゼーション)が効果的な施術方法になる場合があります。
ただ現実にはウン十肩を起こす要因は、もっと中枢の首周りなど別の部分にも要因がある場合もあるので、どこまで関節包内運動が威力を発揮するかは千差万別ですね。
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